水を飲めば痩せる!水ダイエットの方法

水を飲むことで痩せる大きな理由は「代謝アップ」と「デトックス」効果にあります。自浄作用により体内を円滑に保つことによって健康や美容、ダイエットにも大きな役割を果たすのです。

水ダイエットといっても、食事の代わりに置き換えるような極端なものではなく、日常で意識して取り入れることでもたらす健康的なダイエット方法になります。


生きる上で必要不可欠な「水」というもの


人間の身体のうち約60%は水分でできています。体内の水分の役割は物質の溶解、運搬、体温調整です。血液のような体液として全身を駆け巡っています。水分は体内活動において次のような役割を担っています。

・栄養や酸素を運びデトックスを行
食事や呼吸などで体内に入ったビタミンやミネラル、酸素を体内にくまなく運びます。同時に、身体に溜まっている毒素や老廃物を排出する役割もあります。

・発汗を促して体温調整をする
暑い時に汗をかくことで、身体の表面の熱を奪ってくれる役割があります。汗をすぐに拭き取ってしまうと体温調整の効果が薄れて、効率よく体温調整ができなくなります。

・新陳代謝を向上させる
ここがダイエットや美容に最も効果を発揮する効果です。体内の水分が不足すると血液のめぐりが悪くなり血行不良になります。血液の流れを良くすると細胞が活発になることで基礎代謝が上がり、脂肪燃焼の効果にも期待できます。


水による嬉しい効果


・基礎代謝が上がる
基礎代謝の消費の6割以上は体内で行われています。水分を補給することで体内が適度に冷やされます。すると、冷えた温度を元に戻そうと活動が行われます。その過程で基礎代謝が上がり、エネルギー消費に役立ちます。

・老廃物の排出
上記でも触れたように、水分は栄養素の運搬やデトックスを行うための血液や体液を作るのに必要不可欠です。毒素の排出を行うことによって、腸の活動が正常になり、便秘解消に役立ち体調も安定します。

・過食を防ぐことができる
食事の前にコップ1杯の水を飲むことで多少の満腹感を感じ、早食いや食べ過ぎを防ぐことができます。注意して欲しいのが、水を置き換えに使うわけではなく、あくまで食事の意識を変えるために行う過食抑制方法になります。


水ダイエットのやり方


特に決まったタイミングはなく、気付いた時にこまめに飲むことでも効果を期待できます。意識することは、喉が乾く前に飲むことです。喉が渇いている段階ではすでに脱水が始まってしまっているので、喉が乾くのを予防するイメージで少しずつ飲むことを意識します。
スポーツや入浴時は、前後・途中にしっかり水分補給をしましょう。お酒を飲む場合はできれば間に水を挟みながら飲みましょう、二日酔いも防げます。

・1日に飲む水の量は?
飲むべき水の量は、年齢や体重によって変わってきますので自分の必要な水分量を計算してみましょう。

25歳〜54歳:体重1kgあたり35mL/日
55歳〜64歳:体重1kgあたり30mL/日
65歳〜:体重1kgあたり25mL/日

※25歳以下の場合体重1kgあたり35mL/日


例)30歳、体重55キロの場合=1,925ml/日

スポーツやサウナ、半身浴などする場合は計算よりも多めに水分を取るように意識しましょう。


どんな水を飲めばいい?


日本人には軟水をお勧めします。カルシウムやマグネシウムが豊富な硬水が好きな方はそちらでも良いのですが、胃が強くない日本人は腹痛を起こしてしまう可能性があります。ミネラルウォーターのほとんどが軟水なので、ネットで箱買いなどが◎。しかし、軟水はミネラル補給ができないため、ミネラルを補給したい場合はサプリなどを活用することをお勧めします。

※ちなみに、お茶屋コーヒーでは利尿採用の強いカフェインなどが多く含まれているため水分補給としてはカウントできません。


過剰摂取は絶対厳禁!


水ダイエットで最も注意すべきは「水中毒」です。水を短期間で大量に飲むと、腎臓が水を尿として処理する速度が間に合わず、体内に水が溜まって膨らんでいきます。これにより、疲労感、頭痛、吐き気、痙攣などを起こしてしまう危険性もあります。ひどくなると、呼吸困難により死亡してしまうケースも実際に起こった事例にあります。

大量とっいってもそこまで一気に水を飲める人はそうそう居ないため、「こまめに飲む」を念頭に置いていれば水中毒になることはまずありませんので、注意を払いながらチャレンジしてみましょう。

また、夏などスポーツや入浴で汗をかいた際に水だけを大量に飲むと、血中ナトリウム濃度が下がる低ナトリウム血症ににより、疲労感、頭痛、吐き気、痙攣などを起こしてしまう可能性もあるため、スポーツドリンクなども飲むようにしましょう。


水はダイエットの味方!


どのダイエットにもいえますが、やりすぎや極端な行為は避け、適切な方法で行えばダイエットだけでなく健康や美容にも嬉しい効果が期待できます。水ダイエットも、1回の大量飲みや過剰摂取はNG。

生活スタイルに取り入れるスタンスで行うと、いつの間にか痩せ体質になっている!と実感することができるでしょう。また、運動して汗をかき水分を補給して循環を促す速度をアップさせることによって、よりデトックスや基礎代謝向上に期待することができます。



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